愛知ひとまち歯科医院ブログ｜津島市の歯医者

4月1日、東海中学校・高等学校同窓会デンタルクラブに出席してまいりました。

総会講演会では、健康寿命の延伸について歯科としても取り組むべき課題が多くあるとのことでした。
先日出席しましたAADRの報告にもあげました義歯と歩行の関係や、いつまでもお口から美味しく食べて栄養をとることなど、私も微力ながら歯科医師として健康寿命の延伸に取り組んでまいります。また、懇親会では歯科医師会や東京医科歯科大学の諸先輩方にもご指導いただきました故、今後の診療に役立ててまいります。

さらに同級生も多数参加しており、そして中学校・高等学校担任の恩師が来賓として出席してくださり、20年以上の月日の流れを埋め合わすかの如く、思い出話に花がさきました。
そのような矢先、懐かしい思い出の校章が。来賓された恩師のもとで、私は学級委員や代議員、さらには母がPTAの役員として、学校生活はもちろんのこと祖山参拝や写経の会など取り組んだ思い出がよみがえってまいりました。

３月下旬、アメリカ合衆国フロリダ州マイアミより北に40kmほど、フォートローダーデールでのAADR(アメリカ歯科研究学会)に出席してまいりました。

日本と保険制度が異なるアメリカにおいて実際の歯科治療も異なる点が多々あります。両国とも高齢化が進む中、失った歯に対する治療（補綴治療）で、予想以上にアメリカにおいても補綴、なかでも義歯関連の研究が盛んに行われている印象をうけました。

研究発表や論文においても紹介されていますように、少し要約した表現にはなりますが、「よい入れ歯を装着したら歩きやすくなる」といったエビデンスは、歯科医師として使命感にかられ、患者の皆様に根拠に基づく医療（EBM; evidence-based medicine）を心がけていく所存であります。

そして、歯科材料・機器のブースではパッケージや表記は英語になりますが、日本の製品（クラレノリタケデンタル社）が展示されていました。当院で使用している材料と同様のものがアメリカにおいても展開されているということは、「世界とわたりあっていける日本製を使用している」と自信をもって、日々の診療に役立ててまいります。